ルカ20:1~8

■御言葉を読むことから始めます。
■ルカの福音書20章1~8節
 1、イエスは宮で民衆を教え、福音を宣べ伝えておられたが、ある日、祭司長、律法学者たちが長老たちと一緒にイエスに立ち向かった。
 2、イエスに言った。「何の権威によって、これらのことをしておられるのですか。あなたにその権威を授けたのは誰ですか。それを言って下さい。
 3、そこで答えて言われた。「私も一言尋ねますから、それに答えなさい。
 4、ヨハネのバプテスマは、天から来たのですか、人から出たのですか。」
 5、すると彼らは、こう言って互いに論じ合った。「もし、天からと言えば、と言えば、それなら何故、彼を信じなかったか、と言うだろう。
 6、しかし、もし人から、と言えば、民衆がみなで私たちを石で殺すだろう。ヨハネを預言者と信じているからである。
 7、そこで、「どこからか知りません。」と答えた。
 8、するとイエスは、「私も、何の権威によってことをこれらのするのか、あなたがたに話すまい。」と言われた。
■この律法学者たちがイエス様にこのような質問をした理由は、19章に書かれていますが、イエス様が宮に入られた時に見た光景は、祈りの宮ではなく、商売人がテーブルを並べて、売り買いをいたのです。イエス様は怒ったのです。
■ルカ19:46 ⇒ 『私の家は、祈りの家でなければならない。』と書いてある。それなのに、あなた方はそれを強盗の巣にしている。⇒ イエス様は宮で商売をしていたテーブルや諸々を壊したのです。
■数世紀に及ぶユダヤ教の伝統に激しい態度で臨んだのです。それは、神殿はどうあるのか、神の家の秩序を回復させるためでした。そして、40年後にローマ軍によって神殿は破壊されることを予告しました。
■堕落した宗教組織を破壊したのです。
■世間では教会を見るとキリスト教と言います。正しく理解しなければなりません。神の言葉、御言葉を聞き、生きる群れ、新しくされた人生を喜ぶ群れです。キリスト教を信じているのならば、その教会は宗教組織の中に埋没しているのです。
■イエス様は「神の国と神の義とを第一に求めなさい。」と言われました。この神の国は全ての人々の普遍的真理です。クリスチャンは神の言葉に生きる人です。
■箴言15:23~24 
 23 良い返事をする人には喜びがあり、
   時宜にかなった言葉は、いかに麗しい。
 24、悟りのある者は命の道を上って行く。
   これは下にあるよみを離れるためだ。
■新しい革袋に古いぶどう酒を入れれば、革は裂けてしまいます。何故なら、ぶどう酒は発酵しますから、革が破れてしまいます。
■私たちの生き方は、古い革袋のままでは希望がありません。単なる目先の希望ではなく、人生を委ねる神の秩序の中での希望は永遠なのです。
■自分の欠点、自分の考えを見直し、自分は神様の前でどういう存在だったのだろう、自分は間違っていたと気づくと、聖霊神様はあなたに働かれます
■新しい神殿の生きた新鮮な土台を築くために、古いものは過ぎ去らなければなりません。
■聖書は語ります。⇒ Ⅰコリント3:17 ⇒ 「あなた方は神の神殿であり、神の御霊があなた方に宿っておられることを知らないのですか。」
■私たちの人生の生き方にはバランスが必要です。右に行き過ぎてもいけません。左に行き過ぎてもいけません。神の言葉は全てを覆います。バランスのある人生は、神の国に生きる人のことです。
■教会は他者の存在をこよなく愛し、自分より優れた者と思うとき、信仰の芽が芽生えて来ます。いつも自分より他者のことを第一にする生き方を求める人生は神様が喜ぶときだからです。