羊飼いの前に天の軍勢が現れたと聖書は語っています。そしてイエス誕生の出来事を伝えられました。
聖書ルカ2:11、12
11、「今日ダビデの町で、あなた方の、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
12、あなた方は、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどり子を見つけます。これが、あなた方のためのしるしです。

ベツレヘムの近くに「羊飼いの野」という場所があります。この場所の空に「多くの軍勢が現れた」と記されています。2000年前のローマ時代に、一つの軍勢は5,000~6000人でした。無数の天の使いが、羊飼いの所に現れました。神の子が生まれたことを知ったのは、羊飼いでありました。

現在、ベツレヘムの「羊飼いの野」と呼ばれる所に教会が建てられています。この教会の前の墓石から2000年前の2枚の墓石が発掘されました。この2枚の石に「あれを見た所に埋めてくれ」という言葉が書かれてあることが分かっています。イスラエルの国は「発掘の国」と言っても過言のない程、多くの学者が発掘の働きをし、聖書に関する何かが必ず発掘され、世界に報道されます。

御使いが羊飼いに言った言葉の中に「布にくるんで、飼葉おけに寝かされている。」と書かれています。羊飼いは夜が暖かい時は、羊を外に出すのです。ですから「夜番をしていた」と書かれてありますから暖かい日だったことが分かります。
イスラエルに降誕教会があります。1年中“きよしこの夜”の曲が流されています。その教会に一角にイエス様が生まれたとされている洞窟があります。小さな洞窟の中に入ると、迷路のように洞窟の道があります。羊飼いは羊を外に出していましたから、この時、洞窟は空いていたことが分かります。洞窟の中に小さな広場と言うか、ここで生まれたという空間があります。

スチーブンス栄子先生は私たちクリスチャンにとって尊敬する人です。イスラエルに帰還する人々のためにフードバンクがあります。そこには帰還して1年間は食料が提供されます。生活出来るあらゆるものがそこにはあります。世界中のクリスチャンから献金されて運営されています。栄子先生はこの働きをしながら、日本からイスラエルに来る日本人を迎えて、ガイドをおられました。ご主人が病を負い、アメリカに帰りましたが、アメリカで日本の架け橋として、オメガミニストリーを開始されました。私もその会員で毎月送られてくる機関紙を楽しみにしているのです。
栄子先生が誰も語らなかったイエス誕生の秘密を書かれてありました。
ユダヤ人の聖書学者が、その時代、人が死んだ時、羊飼いの家のような洞窟で死体を布にくるんで作業をしていたそうです。ですから、洞窟に常にあった布によってイエス様がくるまれた。と栄子先生は大胆に語りました。
イエス様の生涯を象徴することではありませんか。イエス様は人間の罪を赦すために自らが十字架にかかっていくことを知っていました。また。旧約聖書でも預言されています。
私たちは“生きるために生まれました。
イエス様は“死ぬために生まれました”
ここに絶対的な違いを見出します。
美しく飾れてありません。
聖書は複雑なことではありません。

神様の救いが人間の想像や理解を超えた出来事でありました。イエス誕生は、聖霊様がマリヤの胎に宿りました。まさに処女受胎の出来事です。生まれてくる子、イエスは人間性と神性を合わせ考えるなら、それは実に素晴らしいく成し遂げされた神の御業でありこれを受け入れるのが私たちです。マリヤはカトリックが言うような「聖母マリヤでも無原罪のマリヤ」でもありません。聖書のどこを見ても、マリヤはひとりの人間であり、神に選ばれた器であること以外何者でもありません。

創世記の「無」の時代は「混沌」としていたと記されています。無秩序に向かって光と命をもたらされた同じお方が、マリヤにおいて、人間性の罪のあるマリヤの処女の子宮に約束を語られ、世界の光を、全ての人間に命をもたらさたのです。
まさにその瞬間から、光ますます輝きをまし、「神の命」が世界中にもたらされました。神の救いは私たちを救うために来られたからです。この素晴らしい数ある奇跡の中でも最も素晴らしい奇跡です。

キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、成長して、愛の内に建てられるのです。